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大阪らんちゅうの模様:その二、頭の道具

今日は大阪ランチュウの頭の
「道具」の写真を撮りましたのでアップします。

画像をクリックすると拡大します。

以前、
1、口紅
2、鼻髭(はなひげ)
3、目赤
4、両奴(エラブタが赤い)

が道具だというお話をしました。

全部揃ったのは稀なのですが
そうでなくても楽しめますのでご参考までに。

白頭

白頭
頭にまったく紅のない個体です。

全身像
白頭全身
各鰭が赤ければ観賞価値はあると思います。
成長すると模様がのってくることがあります。

口紅と目赤

口紅と目赤
これでだいぶ見やすくなりましたね。
口紅にも大小があり、おちょぼ口みたいなのもあって可愛いです。
口の先端に一筋だけのって口を閉じた状態では見えないような模様は
「含み紅」といって最高の品格です。


両奴と口紅

口紅と両奴
ちょこんとのった緋が可愛いですね。

鼻髭と赤目

鼻髭と赤目
鼻髭は花房のように大きくなく、
通常の大きさより少し大きめなぐらいが
品があってよいものです。
鼻髭と赤目全身
全身像です。

頭道具揃(かしらどうぐそろい)

頭道具揃
こちらは、全部の道具がそろった個体。

このほかにも柄の組み合わせはいくつかあって
頭全体が赤い「頭紅」もあります。

いかがでしたか?
あなたはどんな模様がお好きでしょうか。

それではまた!
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大阪らんちゅうの体型:その三

今回は大阪らんちゅうの胴の形について
考えてみたいと思います。

まずはこの絵。

松井博士の絵
画像をクリックすると拡大します。

これは有名な松井佳一博士による
「日本産金魚の系統図」に図示された
「オオサカランチュウ」の絵です。

多くの方がこの絵を参考に
大阪らんちゅうの復元に努められていますね。

以前お話したように私の大阪らんちゅうは
池山五郎先生が復元された系統です。

10数年前、ある品評会でお会いした時
先生に伺った話ですが、

大阪らんちゅうの胴体は
上下に押しつぶされたような扁平な形であったそうです。

このことを考えると思い出すことがあります。

研究会

これはシシガシラランチュウの研究会の
番付けの写真ですが

左側の魚にご注目ください。
(ちなみに右の魚は私のです^^;)

ランチュウ1

この魚は江角氏の持ち魚で素晴らしい尾のかまえをしており
秋の大会では堂々優等賞に輝きました。
江角氏は有名な植木職で他府県からも仕事の依頼が
あるほどの名人です。魚作りにも卓越した技量を発揮されました。

さて見ていただきたいのはこの魚の
胴体の部分です。

明らかに横に張り出しているのがお分かりに
なると思います。つまり、あばら骨が大きく張って
いるわけです。

私の魚と比較すればよく分かります。

私の魚

以前はシシガシラランチュウにこのような
肋骨が横に張り出して押しつぶされたような形の魚が
時々いたことは確かで、私の池にも出たことがあります。

と、いうことは・・・

大阪らんちゅうにもこんな体型の魚が
出てもおかしくないわけです。

残念ながら私の殖やした大阪らんちゅうの中には
今のところ出ていません。

遺伝子が埋もれてしまっているのでしょうかね?

もし、皆さんの魚の中にこのようなタイプがいたら
大切にされることをおすすめします。

横から見るとこんな感じでしょうか。

大阪らんちゅう横見

大阪らんちゅうは「模様魚」といわれるように、
上見で色柄を最大限にアピールすることができる体型が
求められます。

従って、丸く扁平な体躯と大きな尾が必要な理由も
うなづけますね。

大阪らんちゅう当歳
可愛い当歳魚達です。

それではご機嫌よう!










大阪らんちゅうの体型:その二

大阪らんちゅうの理想の尾型とは?

前回、述べたように大きく張った尾は
上見の観賞で大切な要素だと考えます。

しかもある程度水切れよい、推進力のある
形である必要もあります。

箇条書きにしてみると

①尾芯の押さえ(平付け)
②尾肩の前かがりがあること
③尾先を下ろすこと

といったところでしょうか。

下の画像をご覧ください。
大阪らんちゅうの尾型
今年の仔です。

この魚は色柄を別にして
上記の条件に当てはまる、数少ない内の
一尾です。

大阪らんちゅうの尾型A

尾の親骨が前にせり出し、
尾先をわずかに下ろした形が見てとれます。

土佐錦でも同じですが、
尾の親骨は緩やかな肩をもってせりだし、
やわらかく鞭のように、泳げばしなり、
止まると開くことが良い尾の条件でしょう。

大阪らんちゅうの尾型B

遊泳の姿にも味があります。

大阪らんちゅうの尾型には
この他にもいくつかのバリエーションが
ありますが、

金魚が「生ける芸術品」であるためには
泳ぎの品と味わいは無視できないものです。

次回は胴の形について考えてみたいと思います。

それではまた!







大阪らんちゅうの体型:その一

大阪らんちゅうを繁殖させると様々な形の
尾型が現れます。

その中から理想に近いと思われる魚を
残していくわけですが、

さて、その理想というのがどのような形なのか?
今となっては古い文献の挿絵などから推測するしか
方法がありません。

金魚問答の表紙絵
画像をクリックすると拡大します。

この画像は明治36年に発行された「金魚問答」という
飼育書の表紙に描かれた大阪らんちゅうの挿絵です。

これを見ると尾の幅が全長と同じくらいのサイズに
描かれています。
尾の大きいことが大切な要素であることが窺われます。

また、尾に肩があり、「裾(すそ)」(尾の両葉の先のこと)を
少し下げていかにも泳ぎやすそうです。

大阪らんちゅうはご存知のように「平付け」というタイプの
尾型で体軸に対して水平に尾が付いています。

水平に付いた尾を横に振って泳ぐわけですから
完全に平らな尾では前に進めません。

そのため、尾芯と両葉の親骨の位置が僅かでも
上下に差のあることが必要となります。

「平付け」の金魚には他に土佐錦がありますね。
土佐錦は大変泳ぎが下手な金魚だといわれていますが、
どうして、良い魚はあの尾型でスイスイと自在に泳ぎます。

さて、金魚の観賞では容姿と共に泳ぎの味わいが
大きな要素となります。

大阪らんちゅうの場合はスイスイというよりチョコチョコと
懸命に泳ぐ姿がほほえましく、人に馴れやすいという
性質と相まって大変可愛らしいものです。

そのためには、極限まで開いた尾でありながら
最低限の推進力を持った形である必要があります。

そういう意味からも前掲の絵の尾型は大いに参考に
なりますね。

大阪らんちゅう当歳
退色中の幼魚

今年の産です。
チョコチョコ泳ぐ様が何とも愛らしくて
思わず抱きしめたくなります。(無理ですが^^;)

次回は当方で出た、理想に近づきつつあると思われる尾型を
持った魚の紹介をしてみたいと思います。

あまり期待しないでね(@@;)!













大阪らんちゅうの模様:その一

大阪らんちゅうは「模様魚(もよううお)」と呼ばれるように
色々な色柄の個体が現れます。

当方で出た模様を紹介したいと思います。

頭道具揃(かしらどうぐそろい)

大阪らんちゅう頭道具揃
(2015/5産当歳)

この魚は頭の模様(道具)がすべて揃っています。
すなわち、
1、口紅
2、鼻髭(はなひげ)
3、目赤
4、両奴(エラブタが赤い)

このように道具が揃うことはなかなか無く、
どれかが欠如していることがほとんどです。

特に両奴はエラブタの縁のみが赤い「含み」であり
上品です。
口紅は「含み紅」ではなく少し大きめですが
許容範囲内でしょう。

体色は頭部とエラ下を除く部分がすべて赤です。

別の角度から見た画像
別角度1
別角度2
画像をクリックすると拡大します。

この体色は種親として優秀で多くの色柄を生む可能性を秘めているといえます。

この魚の残念なところは四ツ尾であることと、
頭(かしら)が長めで体型などから改良の際使われたナンキンの血が
現れているように思われる点です。
同腹で同条件飼育の他の個体に比べて一回り大きいことからも
その可能性が窺われます。

しかしながら、優れた形質を持っていると考えますので
種魚として大切にしたいと思います。

次回は大阪らんちゅうの観賞で大きなウエイトを置く「尾型」について
述べてみたいと思います。

それではご機嫌よう!











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